色々とありまして、新しい年。
記事の更新、ご無沙汰したままあっという間に年が明けました。
ひょんなことからウチのコになったフトアゴヒゲトカゲのステはんこと、ステファニーは、我が家に来て1年少しが経った10月のある日、突然亡くなりました。
1年経ったなぁ、ステちゃんは何処から来たのかしら…とふと考えたその日のことでした。
お世話の仕方に、間違ったことがあったのかもしれないです。体調の変化のサインに気が付かずにいたのだと思いますが、今となっては回収が叶わないミスであるということだけが変わらない事実で、亡くなった命は戻ってきてはくれません。
ペットの火葬屋さんに来ていただいて、庭で炉を積んだ自動車でお骨にしてもらいました。細い小さな骨は拾い上げるとシャラン、という綺麗な音がしました。
体重は500グラムもあったのに、骨壷はハムスター用のもの…。哺乳類とは身体の作りが根本的に、違うということでしょうか。
ステはんはオクラが大好きだったので、夏の間中、綺麗で柔らかそうなオクラを見つけると、まだ冷蔵庫にたくさんあるのに新しいのを買い込んでしまい、冷蔵庫の中のオクラはニンゲンが食べて、新しいのをステはんが食べる、というのを繰り返しました。
ステはんが居なくなってもその癖が抜けなくて、ある日スーパーで山積みになったオクラが綺麗で思わず手を伸ばしかけて「あ、もういいんだった」と気付き、しばらくオクラの前に立ち尽くしました。季節は晩秋、地元産のオクラはとうに無く、タイと沖縄産であることを表示したシールが貼られていました。
秋の菊花展。菊の花ってすごく甘い匂いがするものもあるんですね。今まで知っていた菊の匂いとは全く違って、むせるように甘い匂い、初めて知りました。
サニーは我が道を行く鳥さんですから「なんか最近あのデカトカゲ見えないですね…」くらいは思ったか、視界から消えたものは認識しない主義かもしれません。変わらず元気です。
お正月休みにも、少しお散歩しましたよ。
寒い日がまだまだ続く安曇野ですが、風邪ひかないで元気にまいりましょう!
ステはんは僅か1年と、一緒にいてくれた時間は短かったけれど、本当に可愛くてオッさんみたいで、面白くて、たくさんのものを置いていってくれました。いつか私が彼の岸を渡ったら、あの独特の歩様でトタトタこっちに走ってきてくれるでしょうか。「なんやおかーはん、えっらい久しぶりでんな。ワテ待ってましたんやで〜」って言いながら。
それともそんな所でのんびりなんかしていなくて、近いうちにまた、こちらの世界へ戻ってきてくれるかしら。